自由学園生活工芸研究所について

真実と美を生活に

自由学園生活工芸研究所は、1932年東京都東久留米市にある
私立自由学園の卒業生により創設されました。
ジャーナリストであり教育者でもあった羽仁もと子の思想をもとに
教育を受けた女性たちが、受けた教育の実践の場、
社会への発信の場として下記をモットーに物作りを始めたのがスタートでした。

「実生活の中で使うさまざまなものに真の実用性と美しさのあるものを提供したい」

デザインをはじめ、企画、製作、販売にいたるまで一貫して行われています。
そして、女性ならではの感性と視点から生み出された製品は、
ひとつひとつ良く研究、吟味されており、
70年以上経った現在においても色あせることはありません。

また、その高いクラフトマンシップが評価され、皇室（宮内庁）ご用達に選ばれています。
内親王殿下 敬宮「愛子様」ご愛用のコルク積木として、メディアに取り上げられています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　詳しくは　→皇室ご用達の玩具（おもちゃ）とは？

古きよき時代の着せ替え人形が今もそのまま　

■子どもが扱いやすい32ｃｍの背丈
■シンプルで着せ替えがしやすい洋服
■追加できる洋服の種類が多い
■肌はレーヨンで肌触りがよい
■ラテックス製の体の抱き心地のよさ

どこか、懐かしい感じがするのは、
作り手が日本人だからでしょうか。

自由学園生活工芸研究所製　

着せ替えのできる、人形です。
昔は色々な種類の人形があったものですが、
あまり見かけなくなってしまいました。
しかも、これだけ着せ替えの洋服があるものは
嬉しいかぎりです。
　　　　続きはこちら→人形（お人形遊び）

■ 人形・ぬいぐるみ

子どもが扱いやすい大きさ、素材、色彩を研究し、
子どもにとって身近な動物、植物などをテーマに一つ一つていねいに手作りされている。

■ 玩具・教育玩具

1931年（昭和6年）羽仁説子が幼児教育の中で、玩具の重要性を提案。
“子どもの生活から生まれた玩具”の研究が始まる。
その代表作“コルク積木”は工芸研究所のベストセラー製品として長く愛され、
親子三代にわたって使われている。

■ 織物　（織り、染色、紡ぎ）

花や自然の印象を織物に、 独特の色彩・パターンの研究。
オリジナルデザインの織模様布、先染めコットンの縞模様「プラネテ」の考案・製作。
それらを利用した手提げ、エプロン等の製作。
手織のマフラー、テーブルセンター、壁掛け、敷物の製作。
家庭用手機の開発・販売。

■染色　（布染、絵染）

夾纈染（きょうけつぞめ）によるスカーフ、クッション等の布製品、
グリーティングカード、うちわ、扇子等の紙製品の製作。

＊夾纈染（きょうけつぞめ）
板締めともいわれ、折り畳んだ布を二枚の板にはさんで染める。
古くは正倉院御物の中にも見られるこの伝統的な染色技術を現代の生活に生かしたいと研究を始め、
工夫を加え、現代の工芸技術として再び日の目を見るようになった。
今日、日本の各地に見られる染紙の端緒ともなった。

■ 木工　（彫り、塗り）

壁掛け・小抽出・鏡等の小家具、小物入れ・写真立て等の小物類、
お盆・台敷き等のテーブルウェアーの研究・製作。

■金工　（彫金）　現在休止中

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